最近、サブスクでもDRMの強化が厳しくなっており、Google Chrome で Widevine DRM 採用の場合、FHD で再生できないケースが非常に多くなっています。
作品(権利会社の都合など)によって使用されているDRMは異なりますが、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、Huluなどでは Widevine DRM が多くの作品で採用されています。

例えば、最大手の Netflix だと、Google Chrome では FHD の動画はいかなる作品であっても再生できず、720p (1280×720) や一部SD画質での再生になります。ちなみに、Netflix は Edge だと4Kで再生できます。

Google Play の動画サイトも 、Google Chrome だと FHD どころか HD 画質での再生もできず、全作品 SD 画質での再生です。

Netflix のように最高画質に Microsoft Edge を強要するところが増えてきているわけですが、これは mac や Linux ユーザーが排除される(低画質でしか見られなくなる)ことを意味しており、昔の IE が無いと不便な世の中(IEじゃなくてEdgeですが)に戻りつつあるということです。

円盤メディアでもサブスクでも、DRMのために複数機器を購入して使い分けないといけないとは、なんと不便で環境破壊(電子機器の製造は環境負荷が高い)な世の中なのでしょう。

SDGsの観点からも、無意味なDRMは規制すべきだと思います。どんなDRMを採用しても、回避されて違法サイトで放流される現状は変わらないのですから、音楽配信と同様に、映像業界でもDRMはやめるべきです。

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