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“エアコン危機”半導体不足で?夏本番前に注意…メーカーも警鐘「詰みます」

気温が上がり始め、まもなく夏本番を迎えますが、世界的な半導体不足の影響で、エアコンが使えなくなるかもしれません。

■夏本番前に“エアコン危機”?

 梅雨を前に気温が上昇し、街には半袖の人や日傘を手にする人が増えてきました。

 25日、最高気温27度を記録し、夏日となった東京。各地でも強い日差しが降り注ぎました。こう暑いと頼りたくなるのが、エアコンです。

 都内の家電量販店では、たくさんのエアコンがずらりと並んでいます。暑さが本格化するのを前に、エアコンを買い換えようと、売場に足を運ぶ人の姿が見られます。
 早くも始まっている「エアコン商戦」。今、人気のタイプはというと…。
 ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba・石崎瞬さん:「節電できる機種は、どれかというポイントで、選ぶお客様が多いのかなと思います。
電気代が高くなったので、その部分を気にされるお客様。節電という部分は、注目されているポイントだと思います」

 エアコン売り場がにぎわっている背景には、「暑さ」以外の理由もあるようです。
 来店客:「半導体が足りないとかどうとかで、エアコンが2カ月、3カ月待ちになったら怖いなと思い、買いに来た」
「コロナの影響などで、部品がいつ入ってくるか分からないこともあり、早め早めに見ておこうかなと思い、来ました」

■メーカーも警鐘「詰みます」

 半導体や部品不足の影響で、暑くなって買おうとしても、エアコンが品不足になっているのではという不安があるといいます。
 実際、新型コロナの影響で、世界各国ではロックダウンや工場の閉鎖が相次いで起きるなど、生産体制は逼迫(ひっぱく)しています。
 もし、エアコンが必要になった時に使えなかったとしたら…。大手電機メーカーのシャープも公式ツイッターで、こう警鐘を鳴らしています。
 シャープ公式ツイッターから:「エアコンの試運転をしておかないと、真夏の修理待ちで詰みます。
買い替えでも在庫なしで詰みます。買えても設置待ちで詰みます」