国土交通省によりますと、知床沖で捜索が続く観光船「KAZU I(カズワン)」の運航会社「知床遊覧船」の社長が、27日午後3時半から斜里町内のホテルで記者会見を開きます。
 会見に先だって社長は、午後1時半から、「KAZU I」が出港した経緯などについて、乗客の家族に説明するということです。

 遭難した観光船「KAZU I(カズワン)」を所有、運航していた「知床遊覧船」の社長は、これまで、乗客の家族に対し、出航を決めた判断や船体に傷があったという
疑いなどについて「私は行けると思った」「それは直した」などと、断片的に話しただけです。

 社長は25日、JNNの電話での取材に応じ、下記のように話していました。

・記者「記者会見はやるんですか?」
・社長「記者会見はやりますよ」
・記者「いつ、やりますか?」
・社長「今、ご家族に確認とってるところです」「嫌だと、やって欲しくない方も多少いらっしゃるので、説得してるところです」「すいません、もうちょっと時間ください」

 当日、多くの漁船が漁港に引き返す中、天候についてどう判断していたのか、観光船の船体の点検状況はどうだったのか、運航会社の判断に注目が集まっています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/31669