火事現場で現金を盗んだとして、窃盗罪などに問われた元県警鑑識課巡査部長、御園生(みそのう)貴史被告(39)の第2回公判が21日、千葉地裁(片岡理知裁判官)であり、検察側は懲役2年を求刑して結審した。判決は5月12日。
 御園生被告は被告人質問で、現金を盗んだ理由について、「預金が減った不安感があった。事件性のない火災と軽く考え、現金がなくなってもばれないと思った。警察官としての自覚がなかった」と話した。
 検察側は論告で「現職の警察官が職責を果たさず、私利私欲のために行った極めて悪質な犯行」と指摘。弁護側は「反省し、全ての被害者と和解している」として執行猶予付きの判決を求めた。この日は、追起訴された県迷惑防止条例違反と児童買春・児童ポルノ禁止法違反も審理され、御園生被告は起訴事実を認めた。

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