「親愛なるロシア人」入力すると…グーグル翻訳巡りロシアが改善要求

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「親愛なるロシア人」(dear Russians)と入力した時に、「もしかして」として「死んだロシア人」(dead Russians)を提案したグーグル翻訳の画像=2022年4月9日

 「親愛なるロシア人」(dear Russians)と英語で入力した時に、グーグル翻訳が「死んだロシア人」(dead Russians)と提案してロシア人ユーザーを脅かしたとして、ロシアの通信監督当局は11日、運営する米グーグルに対して改善措置をとるよう求めた。

【写真】米国にあるグーグル本社=尾形聡彦撮影

 この問題は9日に発覚し、ロシアのユーザーから、グーグルが「ロシア嫌い」を広めているとの反発が広がった。数時間後、グーグルがバグを修正し、提案は表示されなくなった。

 バグの修正前には「dear Russians」という英語を、日本語に翻訳しようとしても「もしかして」として「dead Russians」との提案がなされる状態だった。

 一方、当局によると、「親愛なる」に続いてロシア以外の国籍の人を表す単語を入力しても、類似の問題は発生しなかったという。