ウクライナ駐在ロシア外交官の退避を検討、ラブロフ氏が明らかに

 【モスクワ=工藤武人】ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は10日の記者会見で、ウクライナに駐在している露外交官の退避を検討していると明らかにした。米英の外交官の退避を受けた措置としているが、ロシアがウクライナに軍事侵攻するとの懸念に拍車を掛ける可能性がある。

 ラブロフ氏は「米英の動きを踏まえ、我々も業務維持に不可欠ではない外交官を一時帰国させるだろう」と述べた。

 米紙ニューヨーク・タイムズは、ロシアが今年1月以降、ウクライナ駐在の外交官と家族の退避を段階的に始めていると伝えていた。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220211-OYT1T50129/