大阪知事 “府内は同じ由来のオミクロン株 感染広がりか”

大阪府で感染が相次いでいる「オミクロン株」について、吉村知事は、詳しく解析したところ遺伝子に共通する特徴があり、府内では由来が同じオミクロン株が広がっているとみられることを明らかにしました。

これは、大阪健康安全基盤研究所の朝野和典 理事長から示されたもので、26日までに府内で確認された市中感染とみられる事例について詳しく調べたところ、わかったということです。
オミクロン株の遺伝子を詳しく解析すると由来によって違いを見つけることができます。
今回の解析では、府内のオミクロン株には遺伝子に共通する特徴があったということです。
このため、大阪府内では、さまざまな経路から由来が異なるオミクロン株が入り込んで広がっているのではなく、由来が同じオミクロン株による感染が相次いでいるとみられるということです。
このほか、府内で市中感染が発生した現場を調べた国立感染症研究所からは、「マスクの着用や換気の徹底など従来の基本的な対策が守られている状況下では爆発的な感染拡大には至っていない」という報告があったということです。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20211228/2000055899.html