斎藤佑樹投手が、鎌ケ谷のイースタン最終戦でラスト登板。六回からマウンドに上がり、
乙坂に対し、5球目の132キロで空振り三振を奪った。

マウンドで涙を流した右腕。早実の後輩で一塁を守っていた清宮も涙を流した。

 こん身の5球だった。
斎藤の名前がコールされると、客席から大きな拍手。投球前には清宮が駆け寄り、斎藤と言葉をかわした。

 直球の最速は133キロどまり。それでも、故障に苦しみ続けた男が精いっぱい腕を振った。
5球を投げる前には涙が止まらず。
客席から「頑張れ」の声を受けて最後の力を振り絞り、外角132キロを投じた。乙坂のバットが空を斬り、
打者ひとりで交代となった。

 内野手全員がマウンドに集まり、清宮とハグをかわした斎藤。涙をぬぐいながらベンチへ戻り、ナインの出迎えを受けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/11c339417681ff70d66c23c3532f5e6d061f90cc