私は孤独が好きな女なので、バイクに憧れて中型免許を取ったんです。それで初めて1人でツーリングに行きました。
車もまったく走っていないような山奥の道を風と一体になって疾走していると、本当に最高の気分でした。
でも峠を攻めていた時、道端にバイクを停めて座り込んでいる男性がいたんです。気になって声をかけてみると、バイクのタイヤがパンクしてしまい、ケータイの電波も入らないので、途方に暮れていたんだとか。
このまま放っておくわけにはいかなくて、街までバイクの後ろに乗せて行ってあげることにしました。
「ありがとう、助かるよ」
うれしそうに言ってタンデムシートに座り、彼はぎゅっと私にしがみつくんです。バランスを崩さないようにという計らいなのは分かるのですが、そんなふうに男性にしがみつかれたのは初めてだったので、すごく不思議な気分で、このままどこまでも走り続けたいと思ってしまいました。
それだけじゃなく、もっと強くしがみついて欲しくて、わざと乱暴な運転をしてみました。すると、彼は「うわ」とか「おおっ」とか言いながら、さらにきつくしがみつくんです。

その心地よさは、段々と性的な興奮に変わっていきました。街に着いても、私はバイクを停めようとはしませんでした。そして、そのままラブホへ突入してしまったんです。
「ねえ、乗せてあげたんだから、少し付き合って」
「願ったり叶ったりだよ」
そう言ってバイクから降りた彼は、腰を引いた変な格好なんです。彼も私の体にしがみつきながら興奮していたんです。
だから部屋に入ったとたん、私たちはお互いの体を貪り合いました。
「ああ、すげえ。お腹の辺りのやわらかさもよかったけど、オッパイは最高だ」
そう言って、彼は私の胸を揉みしだきます。
「ああん、もう挿れて〜」
大きく股を開くと、彼は猛り勃つペニスを突き刺してくれました。そして、激しく腰を前後に動かし始めるんです。
「あっ、そこそこそこ」
「ううっ、すげえ締まる!」
私たちは呼吸を荒くしながら粘膜を擦り合わせて、一緒にイッてしまいました。その途端、私のバイク熱は一気に冷めていきました。
やっぱり女だから、乗るよりも乗られる方がずっといいんです。

https://weekly-jitsuwa.jp/archives/34045