イスラエル、4回目接種へ準備 新型コロナワクチン

イスラエルはワクチンの追加接種を急いでいる(8月、テルアビブ)=ロイター
【カイロ=久門武史】イスラエル保健省高官は12日、新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種に必要な量の確保に向けて準備する考えを示した。「いつかは不明で、3回目接種(の効果)がより長続きすることを望む」と地元メディアに語った。米ブルームバーグ通信が伝えた。

イスラエルは2020年12月から米製薬大手ファイザー製のワクチン接種を世界的に速いペースで進め、一時は新規感染者が激減した。しかし感染力の強いデルタ型の拡大で今年6月に増加に転じたのを受け、8月に3回目の接種に踏み切っていた。

2回の接種を済ませた人は人口の6割強で、70歳以上に限れば9割超に達する。同国のデータは接種から時間がたつほど感染予防効果が低下する可能性を示している。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR13CHO0T10C21A9000000/