衛星放送事業を手掛ける東北新社(東京都港区)は、釣り情報を売買できるフリマサービス「釣りマ!」を8月31日に全面停止すると発表した。
サービス内で禁止行為や不適切な投稿が発生し、継続が困難だったという。再開は「未定」としている。

 釣りマ!は、釣り人同士でおすすめ釣り場などの情報を売買できるフリマサービス。
売り手は自分が持つ情報に値段を付けて出品でき、釣りに関する情報なら何でも売買してよいとしていた。
東北新社が新規事業として8月3日にスタートしたばかりだった。


 サービス開始後、釣りとは無関係な投稿や、高額な料金を設定した出品などが多数掲載されるなど、“荒らし”行為が多く発生していた。
「釣り場の情報を安易に金で売ろうとするな」などサービス自体を批判するものや、
「天の川では何が釣れるの?」「今日はおいしいカレーをつくる」など無関係な投稿が多々掲載され、8月6日には投稿機能を一部停止していた。

 同社は「出品情報の事前審査や本人確認などの対策が十分でなかった」とサービスの不備を説明。
「この事態が発生するに至った背景を改めて検証し、必要な対策を取っていく」とした。
サービス再開有無は未定で、対応を決め次第発表するという。

「魚釣り情報を自由に売買」フリマサービス、荒らし相次ぎ全面停止 再開は「未定」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2108/25/news077.html