【MotoGP】出場停止中のビニャーレス、非を認めヤマハに謝罪。「間違った方法でバイクを走らせてしまった」
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MotoGP第11戦オーストリアGP開幕直前に、ヤマハはマーベリック・ビニャーレスの出場を停止すると発表した。ビニャーレスのイレギュラーな操作が原因とされていたが、14日に取材に応えたビニャーレスは謝罪した上で、ヤマハの決定を受け入れると語った。

 所属ライダーをグランプリに出走させないという、ヤマハの発表は驚きをもって迎えられた。この重い決定だが、第10戦スティリアGP決勝でビニャーレスが故意にエンジンブローを引き起こそうとする“イレギュラーな操作”を行なっていたことが背景にあるとチームは示唆した。

 前戦スティリアGPでは、レース3周目にクラッシュによる赤旗中断が発生。それまでビニャーレスは順調に走っていたが、レースが再開される際にエンジンストールが発生し、ピットレーンスタートを余儀なくされてしまった。

 その後ビニャーレスは後方で苦しいレースとなり、最終ラップはピットレーンに入ってレースを終えた。そして、その際にエンジンを意図的にオーバーレブさせようとしていたことが分かった。

 発表以降、当事者のビニャーレスはこの問題に口を閉ざし続けていた。ただオーストリア2日目の14日(土)にSky Italiaの取材に応えると、彼は赤旗後の再スタートされたレースで調子が急落してしまったことで大きなフラストレーションがあり、それが自身の行動に繋がってしまったと釈明した上で謝罪した。

「この普通ではない状況に、僕はとても悲しく思っている」

「こうした状況に置かれるのはとても厳しいものだ。ただ僕はこうした厳しい時期にも色々な人が協力してくれて幸運だった」

「(スティリアGPの)レースの最初はパーフェクトで、シーズン後半戦を上手く始められていたはずだったから、とても大きなフラストレーションが溜まる瞬間だった」

「全てがうまく行かなくなってしまい、僕は適切に処理できず、爆発させてしまった。僕は終盤、間違った方法でバイクを走らせてしまったからヤマハに、そして皆に対して謝罪したい」

「僕は勝ちたいという大きな願望を持っている。でも調子が良かったのは久々だったんだ」

「勝とうとした。でも結局、このフラストレーションがすべきではない、間違った乗り方に導いてしまった。ただ僕は他のライダーを危険に晒す意図はなかった」

「僕たちは長い間パートナシップを築いてきた。でもこの数日間は本当に難しい状況になっていた」

「さっきも話したけど、僕はヤマハに謝罪したい。こうした形で終わるつもりではなかった」