アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは15日、首都カブールに入った。同国内務省の高官が明らかにした。米国は大使館の外交官をヘリコプターで退避させている。
同高官はロイターに対し、「あらゆる方角から」タリバンが迫っているとしたものの、詳細は明らかにしなかった。
戦闘が起きているとの報告はない。タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は声明を出し、アフタ二スタン政府による平和的な投降に向けて交渉中だとした。「平和的かつ満足のいく政権移譲で合意するまで、タリバンの戦闘員はカブールのすべての入り口で待機している」という。
米国の情報当局は、先週時点でカブールは最低3カ月は持ちこたえるとみていた。

タリバン、アフガン首都カブールに進攻 米外交官はヘリで退避
2021年8月15日(日)21時01分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/08/post-96907.php