アイルランドの首都ダブリンで、東京五輪に出場していたオリンピアンが暴漢に襲われた。英公共放送『BBC』や
英紙『The Sun』など英国の主要メディアが一斉に報じている。

金曜日の深夜、ウーリーは友人ふたりと橋の上にいたという。そこに突然、複数の男たちがやってきて殴る蹴るの
暴行を加えたという。あっという間の出来事でいっさいの対応ができず、ウーリーは口の周りを何度も殴打された。
ストーリーの画像では何本か歯が折れている様子が窺え、口のなかにも相当な傷を負っていると見られる。

 アネットさんは次のように続ける。

「犯人たちはジャックのことを知ってやったのかどうか、それは分かりません。ただ、この日は近辺で刺傷事件も
あったようなので、命を奪われなかっただけ、いまは不幸中の幸いだと考えています。ジャックはオリンピックから
帰ってきて、土曜日から次の大会に向けて練習を再開する予定でした。その前に友人たちと楽しんでいただけなのに……。
なんという残酷な仕打ちでしょうか。あんなにグッドルッキングだった顔を手術しなければいけないなんて……」
 
 ダブリン市警察はいまだ容疑者を確定できておらず、鋭意捜査を続けているという。酷い事件に遭遇したにもかかわらず、
ウーリー自身はSNSで陽気に振る舞っている。ファンやフォロワーを心配させないためだろう。その人柄がにじみ出ている。

 東京五輪・テコンドー競技の58キロ級に出場したウーリー。メダル獲得も期待された有望株だが、1回戦でアルゼンチンの
ルーカスラウタロ・グスマンに敗れて、無念の早期敗退を余儀なくされていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/981be9a07fa2b255d778791df5d6e320fa43777b