(中略)
助けた亀に利用された浦島太郎

現在でも、CMに使われるほどなじみのある昔話『浦島太郎』。漁師の浦島太郎が、助けた亀に竜宮城へ招待される話だ。

本作も、時を経て子供向けの内容に変えられている。では、本来はどんな内容だったのか。

まず、冒頭から違う。浦島は漁師ではなく「遊び人」。男たちに絡まれている「お亀」という女性を助けた恩で、「竜宮」という遊郭に招待される。

そこで差し出されたキセルを吸うと多幸感に包まれたが、それは麻薬だった。目の前にいる美女たちは幻覚で、実際は醜い女たち。浦島は、女たちに子供を産ませるだけの道具≠ニして利用され、次第に痩せ細り、おじいさんのような風貌に…。

用済みとなった浦島は竜宮を出るが、町は一変。途方に暮れた浦島がお土産の玉手箱を開けると、そこにはキセルが…。幻覚を見た浦島は、崖から足を滑らせて転落死してしまったのだ。

こんな話、子供にはとても読み聞かせできない。


やっちゃえ実話
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