続き
インドネシアの反韓感情は、韓国のテレビ局による相次ぐミスも要因となっているとのこと。 6月14日に放送されたSBSドラマ「ラケット少年団」では、主人公らがインドネシアのジャカルタで開催されたバドミントン大会で現地の観客にヤジを飛ばされ、インドネシア人を「マナーが悪い」とののしるシーンが登場。これに対し、現地の視聴者からは「インドネシアを侮辱した」という非難が殺到した。

また7月23日にはMBCが東京五輪の開会式中継で、インドネシアを紹介する際に誤ってマレーシアの位置を表示。インドネシアとマレーシアは歴史的に領土紛争などで対立を続けており、「東南アジアの日韓関係」とも呼ばれているという。しかしどちらのテレビ局も、インドネシア国民が納得するレベルの謝罪は行っていなかった。

インドネシアのネットユーザーらは、「映画も音楽もいいけど、人種差別は我慢できない」「人種差別主義、外国人嫌悪、女性嫌悪の国がわれわれを見下している。技術は進んでいるが、いまだに原始的で後進的な考え方を持っている」「アジア嫌悪をやめろと主張しながら、自分たちは他のアジアの国の人々を奴隷やテロリストとみなす。アジアがK-POP産業の最大市場であることを忘れたのか」など、冷たい反応を見せていると記事は伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「残念だけれど、韓国にこういう問題が存在していることは事実。本当に恥ずかしい。皆で反省して態度を改めましょう」「白人に対しては憧れを抱きながら、アジアやアフリカの人々には冷酷な人たち、反省してください」「人種差別が一番激しい国は韓国で間違いないと思う」「韓流の影響で韓国のメディアや有名人の発言にも注目が集まっているのだから、言葉に気を付けるべき。地位が高まるほど、責任も重くなる」など、反省を促すコメントが多く寄せられている。

一方では「韓国で人種差別?外国人がいるなと思って見つめる程度では?」「イラストを見る限り、むしろインドネシアが韓国を侮辱しているように見える」「不法滞在やビザの違反件数が一番多いのは東南アジア人でしょ」など、反発の声も見られた。(翻訳・編集/丸山)