食べられる?海に逃がしたい…小学生が命の授業で260日後に下した決断
テレビ静岡
国内
2021年7月25日 日曜 午前11:00

浜松市の小学校では、2020年10月から小学生がヒラメの稚魚を大切に育ててきた。そして約8カ月後、育てたヒラメを食べるかどうか話し合った。

小学生たちはどんな決断を下したのか。260日間の記録だ。

するかという話し合いをしていきたい

ヒラメを食べるのか…いよいよ決断の日が近づいていた。

8カ月ともに過ごしたヒラメ あなたは食べますか?
女子児童:
どうしても海にはかえしてあげたい。ちょっとでもいいから、かえしてあげたい

進行役の児童:
今から育てている7匹のヒラメを食べることに賛成か反対かの話し合いを行いたいと思います。まずは賛成か反対かを聞きたいと思います。食べるに賛成の人は手を挙げてください

いよいよ授業が始まった。

まず1回目の多数決をとると、ヒラメを食べることについて賛成が8人、反対が7人。意見はほぼ真っ二つに。

反対の児童:
大切に育てたから食べるのはあんまり…

賛成の児童:
食べて命のありがたみを知った方がいい

反対の児童:
食べるより広い海に逃がして、いろいろなところを泳がせた方がいい

賛成の児童:
ずっと僕たちがエサをあげていたけど、自然では自分でエサを取るのは難しいと思う

食べることに反対「大切に育てた」「広い海に逃がしたい」
ヒラメと過ごした8カ月。互いに譲れない思いがある。予定していた1時間では話し合いは終わらない。育てたヒラメを食べるのか食べないのか。子供たちは、友達の考えに耳を傾けながら必死に考えた。

進行役の児童:
意見が変わった人はいますか?

女子児童:
私はかわいそうだけど、海にかえしても食べられてしまうなら、自分たちで食べた方がいいと思いました

ヒラメを食べるか逃がすか 最後に多数決をとることに
そして…

進行役の児童:
それでは多数決をとりたいと思います。食べるに賛成の人は手を挙げてください

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https://www.fnn.jp/articles/-/212554