「意欲がないから地元に残る」のではない
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66575?page=3

「大学無償化」政策は、高校の進路指導の現場ではどのように受け止められているのだろうか。ある西日本の県立商業高校で、このことを校長、教頭、進路指導部長に聞いてみた。
時期は3年生の進路が決まる7月中旬である。この高校は一学年の定員がおおよそ200名、卒業生の進路は就職4割弱、専門学校約3割、短大・大学が約3割だ。「学歴分断社会」日本の渦中にあるのは、こうした中規模の進路多様校だ。
この高校には、地方県の公立職業高校に特有のいくつかの進路特性がある。第一は、就職者の大半が地元に残るということである。