菅首相「ヤラセ会見」疑惑 挙手していない記者が指名される“珍事”の目撃証言
7/9(金) 16:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/55dd85f17350fe565ec63ff743644771516b10c9

「この会見に意味はあるのか」「この男の顔はもう見たくない」

 政府の新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・菅義偉首相)が、
東京都に4回目となる緊急事態宣言(12日〜8月22日まで)の発令を決めた8日夜。
首相官邸で記者会見した菅首相に対し、ネット上では憤りと呆れた声であふれかえった。

「全人類の努力と英知で難局を乗り越えていけることを東京から発信したい」
「安心安全な大会を成功させ、歴史に残る大会を実現したい」

 これまでと何ら変わらない説明を繰り返した菅首相。
手元の原稿をただ読み上げる姿はすっかり“お馴染み”となったが、
ネット上で驚きの声が上がったのが質疑応答の場面だ。

 質疑応答は、小野日子内閣広報官がまず、記者たちに向かって
「再質問なし」「質問したい記者は挙手で」と説明してから始まる。
それを受け、幹事社、それ以外のメディアが質問するー―という流れなのだが、
この日はなぜか挙手していない記者が指名され、さらに、
その記者が質問を始める前に菅首相が答弁原稿を探し始めるという“珍事”がみられたのだ。

 会見現場に同席した記者がこう言う。

「後ろの席に座っていたから分かるのですが、小野広報官に指名された記者は、
呼び掛けられた時点で明らかに挙手していなかった。おそるおそる挙げていたとも思えません。
というよりも、下を向いてスマホらしきものをいじっていたのです。
ところが、小野広報官から名前を呼ばれると何事もなかったかのように立ち上がって質問し、
それを菅首相が待ってました、とばかりに用意した原稿を読みながら答えていた。もう何が何だか……」

 世の中では、こういうのを「ヤラセ会見」という。