6月30日にNHKを退局したキャスターの大越健介氏が、10月からテレビ朝日系「報道ステーション」
(月〜金曜・後9時54分)の新メインキャスターを務めることが9日、発表された。月〜木曜日を担当する。

 大越氏は東大野球部出身で1985年に入局。政治部やワシントン支局長などを経て、2010年3月から
15年3月まで「ニュースウオッチ9」(月〜金曜・後9時)のメインキャスターを務めた。その後報道局記者主幹として
取材活動を行い、8月に60歳の誕生日を迎えるのを機にNHKを退職した。

 大越氏は「報道ステーションの責任ある一員として仕事ができることを、心から光栄に思っています。
日々のニュースに神経を研ぎ澄まし、取材を深め、平たい言葉で伝えることを心がけていきます。
どうぞよろしくお願いします」とコメントしている。

 テレビ朝日は「その日のニュースを迅速、正確、わかりやすく、という従来の報道ステーションのコンセプトに
加えて、大越さんが長年培ってきた第一線のジャーナリストとしての豊富な経験を生かし、より深い視点・洞察を
持った報道番組として、コロナ禍で激動する世界をひもとくとともに、ポストコロナの社会も見据えた番組作りを
行っていきます」と起用理由を説明した。他の出演者については、現在のメンバーが中心になる予定だ。
https://hochi.news/articles/20210709-OHT1T51059.html