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プロテイン市場が急拡大している。

プロテイン市場売り上げNo.1の「ザバス」を製造販売する明治によると、2020年プロテイン市場は約770億円。5年前と比較して3倍以上に大きく伸長した。

市場伸長の背景には、近年の健康意識の高まりに加え、コロナによる外出機会の減少や運動不足などにより、ボディメイクやトレーニングする人が増え、プロテイン使用者が運動層だけでなく一般層にも広がったことがある。

また、ラインナップの充実も市場拡大を後押ししている。これまではプロテインといえば運動層に向けた粉末タイプが市場をほぼ占めていたが、今は水や牛乳など飲み物に入れて混ぜる手間なく、開けてそのまま飲めるドリンクタイプが、男性向け、女性向け、容器形態、容量もさまざま揃い充実している。

牛乳を原料としたプロテインだけでなく、大豆を原料としたソイプロテインも近年市場に登場。

取り扱い店も、これまでは運動層が来店するスポーツショップや運動ジムなどに限られていたが、ドリンクタイプが市場に出てきたことで、食品スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどへ拡大した。

これまで粉末タイプでは限られていた消費者との接点が、格段に広がったことが市場を押し上げた理由となっている。

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