子どもに不合理なルールを押しつける「ブラック校則」の見直しが全国各地で進む中、神戸市内の女子中学生から神戸新聞に一通の投書が届いた。
「下着は白でないといけない」とする学校の“ルール”に納得がいかない、という。さらに同校は体育の授業で着替える際、先生が同席して注意するという。やり過ぎでは−。
取材を進めるうち、時代にそぐわない指導方針に加え、校則の「役割」について、教師と生徒の考えがかみ合っていない実態が見えてきた。(鈴木久仁子)

【表】ブラック校則を巡って寄せられた投稿

 投書は「私は、なぜ下着が白じゃないといけないのかということについて疑問があります」と始まり、「体育の授業で着替える時に下着が白でない人がいて、先生が全体に注意していました」と続いた。

 「着替えの時にずっと見ているので、そこまで白じゃないといけない理由があるのかなと思いました。別に下着の色くらい見えないし、なんでもいい、誰にも迷惑をかけない、むしろ肌と似た色の方が透けにくい、などといろんな疑問があります」

 「ルールはルールなので守らないといけない」。生徒はそう記しつつ、最後は「納得できないままです」と結んでいた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/15444edabbf7a4ff63824a6c499bbec5cb33bf6c