福岡県篠栗町で昨年4月、5歳の男児を餓死させた
として保護責任者遺棄致死容疑で母親と知人の女
である赤堀恵美子容疑者が逮捕された事件。

捜査関係者などによると、赤堀容疑者は十数年前に
大分県内で結婚したが、1年もたたないうちに、
当時の夫らに数百万円の負債を残して突然失踪していた。
元夫の親族が西日本新聞の取材に応じ、
「返済が大変だった。事件の報道で(赤堀容疑者を)
見て驚いた」と話した。

親族によると、赤堀容疑者は当時、
元夫と義理の両親と4人で暮らした。
元夫の1カ月分の給料を数日で消費するなどし、
義母から厳しく注意されたことがあった。

ある朝、赤堀容疑者は車で家を出た。
その際、親族が「何時に帰るのか」と聞いたところ、
「分からない」と答え、そのまま行方が分からなくなった。
その後、赤堀容疑者が元夫の名義で消費者金融から
借金をしていたことが判明。使っていた義父名義の
携帯電話の月間料金も約20万円に上るなど、
請求書が次々と届いたという。

元夫と義理の両親は数年がかりで返済。
赤堀容疑者とは連絡が取れず数年後、
容疑者方の親族を通じ離婚手続きをしたという。

赤堀容疑者は福岡県篠栗町で再婚した。
知人らに「元夫からDV(ドメスティックバイオレンス)を受けたので
約10年前に篠栗町に逃げてきた」と話していたという。
元夫の親族は「DVの事実はない」と反論している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0768eecb844102bde3611fce9c633eb40f58376e