緊急事態宣言、21日まで1都3県再延長 無症状PCR拡充
2021年3月5日 20:17 (2021年3月6日 0:22更新)

政府は5日夜の新型コロナウイルス対策本部で、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に発令している
緊急事態宣言を21日まで再延長すると決めた。
午後8時までの飲食店の時短営業の要請などこれまでの対策を続ける。

感染再拡大を防ぐため無症状者向けのPCR検査の拡充にも乗り出す。

1都3県では1月7日からの宣言発令が2カ月半に及ぶことになる。

菅義偉首相は記者会見で、宣言を解除できなかったことに「大変申し訳ない思いだ。心よりおわびする」と陳謝した。
2週間の延長に関し「感染拡大を抑え込むと同時に、状況をさらに慎重に見極めるために必要な期間だ」と語った。

首相の記者会見は10都府県の宣言延長を決めた2月2日以来。

政府は足元の感染悪化を避ける措置をとりつつ解除後の感染再拡大を防ぐ方策も強化する。
首相は「私がなすべきことはリバウンドを阻止し、宣言を解除できるようにすることだ」と強調した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE0510D0V00C21A3000000/