任期満了に伴う東京都西東京市長選は7日に投開票が行われ、無所属新人で元副市長の池沢隆史氏(61)=自民、公明推薦=が、いずれも無所属新人で元神奈川県逗子市長の平井竜一氏(54)=立民、共産、生活者ネット推薦=と、会社員の保谷美智夫氏(62)を下し、初当選を果たした。
投票率は42・23%(前回32・90%)、当日有権者数は16万8858人。

 僅差の勝負となり、池沢氏の選挙事務所に当選の知らせが入ったのは、午後11時前。池沢氏は支援者の拍手で迎えられ、喜びの万歳を繰り返した。

 池沢氏は「今回の市長選は市民の関心が高かった」と振り返り、「将来の街づくりに向けて、一人一人の声を聞きたい」と語った。また、「西東京市は誕生して20年。私は誕生にも携わったので、さらなる発展につなげたい」と述べた。

 選挙戦では新型コロナウイルス対策や市政の継続などが争点となり、自公が推薦する池沢氏と、立憲、共産などが推薦する平井氏が国政と同じ構図で争った。

 池沢氏は退任する丸山浩一市長の後継として着実に支持を広げた。平井氏は逗子市長を3期務めた経験を強調したが及ばなかった。

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