2020年米大統領選でトランプ陣営の代理人を務めたシドニー・パウエル弁護士を相手取り、投票機メーカーのドミニオン・ボーティング・システムズが名誉毀損(きそん)の訴訟をワシントンの連邦裁判所に提起した。バイデン氏に有利になるよう票がすり替えられた、あるいはイランと中国がドミニオンの投票機に侵入したといった陰謀論を多用し、パウエル氏は再三にわたって同社について根拠のない主張を展開した。

  8日に提出した訴状によれば、ドミニオンはパウエル氏に13億ドル(約1350億円)の賠償を求めている。同氏は選挙結果を覆そうと多数の訴訟を起こしたが、全て失敗に終わっている。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-08/QMMA9KT0G1KX01