NTTドコモの社員だった男性(36)が、「上司に連れて行かれたゲイバーでセクハラ被害を受けた」などとして、同社と上司2人を相手取り、約460万円の損害賠償を求める訴えを3日、東京地裁に起こした。

 代理人弁護士や男性によると、2014年12月、女性上司に東京都内のゲイバーに連れて行かれた際、店員に顔をなめられたり、下半身を触られたりした。男性は抵抗したが、女性上司は止めに入らなかったという。男性によると、別の男性上司からもパワハラを受けたとして、社内のコンプライアンス窓口に申告したが、別の部署へ異動となった。

 男性は、これらが原因で精神的ダメージを受け、適応障害などを発症したと主張している。NTTドコモは「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201203-OYT1T50168/