「信長の野望」シリーズは、日本の戦国時代を
舞台に織田信長らになって天下統一を目指す
シミュレーションゲームです。
1983年にPC向けに発売されて以降、数年に一度の
ペースで発売され、本編シリーズだけで15作もあります。

ポイントは、同じ戦国時代をテーマにしながら、
毎回出すたびに新しいアイデアを盛り込んでいること。
シリーズ初代はまだ当時のPC性能やメモリ容量が
追いつかず、プレイ可能地方は近畿・中部地方のみ
でしたが、第2作「全国版」(1986年)は文字通り
全国(50カ国)になりました。第3作「戦国群雄伝」
では、家来となる武将も約400人登場して、人気を
不動のものにしました。

シリーズを手掛けたのは、コーエーテクモゲームス会長
の襟川陽一さん。ゲームに表示される「シブサワ・コウ」
は、クリエーターとしてのペンネームです。

「信長の野望」の誕生は、1978年の起業後にヒット
したPCゲーム「川中島の合戦」(1981年)というゲーム
の人気を受けて、好きな織田信長に目を付けたのが
始まりでした。それまでのシミュレーションゲームは戦闘
のみでしたが、「信長の野望」は領国経営(経済の概念)
を取り込んで、戦争と経済を“両輪”にして誕生。
(中略)
こうしたロングセラーを支える最大のポイントは、毎回
テーマを決めて、前作とは違う遊びを提案する「創意工夫」。
また、ドラマやマンガなどのコンテンツで、無名だった人物が
フィーチャーされると、そこを確実にフォローしていることでしょう。
「花の慶次」のヒットを受けて前田慶次を登場させたり、
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」のタイミングで
井伊直虎で遊べるようにしているのはその一例です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/15f13f8e9c32633ced78d71b0c3d05e5d22318d7?page=3