SNS(ネット交流サービス)上に覚醒剤の販売を持ちかける投稿をしたとして、愛知県警は18日、春日井市に住む私立大4年の
男子学生(21)を麻薬特例法違反(あおり、唆し)容疑で名古屋地検に書類送検した。容疑を認めた上で、
「ハッカや氷砂糖などで偽物を作って売った」と話しているという。
送検容疑は2019年11月、SNSに「1g35000p2本付き。アイス好評です!基本手押しでやってます」などと書き込み、
薬物乱用をあおったり、唆したりしたとしている。「アイス」は覚醒剤の隠語で、
1グラムを注射器2本付きで3万5000円で販売するとの意味とみられている。
県警は8月に学生の自宅を家宅捜索し氷砂糖やハッカ、重曹、小麦粉などを押収した。学生は「10万円以上稼いだ。
本物はリスクが高いが、偽物なら自分でもできると思った」と供述しているという。
県警によると、学生は19年6月に投稿を始めた。秘匿性の高い通信アプリで客と連絡してJR名古屋駅で待ち合わせ、
偽の覚醒剤や注射器を菓子の容器などに入れて手渡ししていたという。【佐久間一輝】
https://mainichi.jp/articles/20200918/k00/00m/040/087000c