外食大手コロワイドは16日、定食チェーン・大戸屋ホールディングスの取締役全11人のうち、10人の解任を求めると発表した。
今月9日に全員の解任を求める株主提案を行ったが、1人は対象から除外した。大戸屋側の反発を弱め、早期に経営再建を図る狙いとみられる。

 コロワイドは16日、替わりの取締役として選任を求めてきた7人の氏名も明らかにした。2人はコロワイドの取締役、もう1人は大戸屋の創業家出身の三森智仁氏となる。

 コロワイドの要求に応じて11月上旬に予定される大戸屋の臨時株主総会で、取締役の選任案は採決にかけられる見通しだ。
コロワイドは今月上旬まで実施した株式公開買い付け(TOB)で、大戸屋株の保有比率を約47%まで高めており、選任案を可決できるとみている。大戸屋は「株主の判断に委ねる。検討の上、回答したい」としている。

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