日本製鉄の即時抗告「理由なし」 韓国地裁支部、上級審送付へ―元徴用工訴訟

【ソウル時事】韓国メディアは17日、元徴用工訴訟で韓国内資産差し押さえ命令を
不服とした新日鉄住金(現日本製鉄)の即時抗告について、大邱地裁浦項支部が「理由なし」
と判断し、認めなかったと報じた。

 判断は13日付。今後、上級審に当たる大邱地裁に送付され、即時抗告に関する実質的
決定が下されるとみられる。

 ただ、大邱地裁が即時抗告を認めなくても、日本製鉄が「再抗告」に踏み切る可能性は
残されている。その場合、審理や手続きにさらに時間を要し、韓国内資産売却に伴う「現金化」
は年末以降に先延ばしされるという見方も出ている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020081700676