韓国の軍人・警察から性暴行を受ける脱北女性たち…まだ遠い道のりの「脱北者の人権」

韓国では史上初の脱北者出身の国会議員が誕生したが、
依然として彼らに対する差別的な視線はまだ残っている。

脱北者の女性も“Me Too(セクハラ告発)運動”に参加する勇気を出しているが、
そこに表れた被害は氷山の一角にすぎないと指摘されている。

北エリート出身の韓国野党“未来統合党”テ・ヨンホ(太永浩)議員は
去る23日の国会での国防相候補に対する発言により、与党勢から集中砲火を浴びた。

与党議員のひとりはテ議員に対して「北でいい思いをしてこちらに逃げてきた人が何を言うのか」、
「テ議員の発言は変節者の悪あがきだ」と非難した。

テ議員の当選で、脱北者たちに対する偏見もある程度なくなったといわれるが、
依然として彼らの“出身”が注目され、差別的な視線は存在する。

また、
韓国女性家庭部が2017年に発表した“北朝鮮離脱女性(脱北女性)暴力被害実態および支援方案研究”によると、
設問に参加した脱北者女性124人のうち13人(10.5%)が性暴力を受けた経験があると回答した。

実際の事例で、軍人や警官から性暴行を受けた脱北者女性たちもいることがわかっている。



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北エリート出身の韓国野党“未来統合党”太永浩 議員(提供:news1)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/b746dfacb8cd9d6dcf11c6adcefddbfe16b88adc