■納期ピンチでも、後輩「定時なので退社します」…しわ寄せに悲鳴 会社どう対応すべき?

一方で、仕事には通常、期限(納期)が設定されており、「定時退社はしたいが、目前の納期が…」と忙しく働いている人もいるでしょう。
もし、同じグループにそんな時でも定時退社を貫いている人がいたら、「ちょっと待ってくれ」と思うのではないでしょうか。

インターネットのQ&Aサイトでも、「後輩が仕事を終わらせずに定時で帰る」という投稿がありました。
投稿者がヘルプに入り、なんとか納期を守っているとのこと。「自分は納期守るために残業までしてるのに、なぜ後輩は定時で帰るのか」とイライラしているようです。

納期が差し迫っているなど切羽詰まった状況では、たとえ一度だけでも残業命令に従わない社員がいるとなれば、会社としては頭の痛い問題でしょう。

飛渡弁護士は、「残業命令に従わず納期も守れない社員は、法定労働時間内の働き方から問題があることが多いです」と話します。

「そういった社員への対応として、会社は、問題一つ一つに対して、注意・指導をして記録に残しておくべきです。
なぜなら、改善が一向に見られないのであれば、最終的には辞めていただかないといけないかもしれないからです」

「たとえ定時退社する社員がいたとしても、その社員が普段から問題あるような人でないのであれば、他のメンバーの都合も考慮して、なんとか協力を促すことになると思います。

残業しなくても納期を守れる体制が理想でしょうが、実際には難しい場合が少なくないです。したがって、
仕事の仕方を見直し、理念を共有するなどの会社組織体制の強化が大切になるでしょう」
https://news.livedoor.com/article/detail/18601616/