「金正恩氏とトランプ氏は文大統領の板門店同行を望まなかった」(1)
中央日報/中央日報日本語版2020.06.22 07:38

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が2018年6・12シンガポール米朝首脳会談と2019年6・30板門店(パンムンジョム)米朝首脳会談に出席を希望したが、
北朝鮮と米国はこれを望まなかったことが分かった。ジョン・ボルトン前国家安保補佐官が23日、公式出版する予定の『それが起きた部屋:
ホワイトハウス回顧録(The Room Where It Happened: A White House Memoir)』に公開した内容だ。2018年会談には文大統領が出席することができず、2019年会合にはしばらく参加した。

21日中央日報が入手した内容によると、シンガポール会談を控えていた2018年6月1日北朝鮮労働党中央委員会の金英哲(キム・ヨンチョル)
副委員長が金正恩(キム・ジョンウン)委員長の親書を持ってホワイトハウスを訪れてドナルド・トランプ米大統領と会談した。この席で金英哲
副委員長は「今回は米朝首脳会談」としながら「韓国は要らない」と言い切った。ボルトン氏はこれについて「トランプ大統領と金英哲副委員長間
会談であった唯一の良いこと」だったと評した。米国も韓国・米国・北朝鮮の会談を歓迎しなかったということを示唆する。

ボルトン氏は文大統領が数回にわたってシンガポール会談への参加を希望したと書いた。南北間板門店宣言翌日である2018年4月28日、
文大統領がトランプ大統領に電話して「米朝首脳会談を板門店で開き、直ちに後続の韓国・米国・北朝鮮3者会談を開こう」と強く訴えたと
いうことだ。だが、この時、米国はすでにスイス・ジュネーブとシンガポールを最適な場所として検討していた。これを受け、金委員長が
シンガポールを好むというと文大統領が退いたと伝えた。

https://japanese.joins.com/JArticle/267270