那覇市内の公園で17日、子どもを抱えたコウモリの背に、吹き矢のようなものが刺さっているのが見つかった。
コウモリは保護され獣医師の処置で回復。
19日夕、那覇市環境保全課がコウモリの親子を放つと翼を大きく広げて飛び立った。

同課によると、被害に遭ったのは子育て中のオリイオオコウモリ。準絶滅危惧種で17日午前、公園のガジュマルにぶら下がっているところを近くの保育園職員らが発見。
那覇市に通報した。円すい形の白い筒の先についた約5センチの鉄の針が背に刺さっていた。

治療に当たった浦添市の蘭動物病院の川満武聡獣医師は「針が刺さった深さは約2センチ。幸い大事には至らなかったが、吹き矢とみられ、非常に悪質だ」と批判した。
発見した職員はコウモリの回復にほっとした様子。
「また公園の木に戻ってくるのを園児たちと楽しみに待ちたい」と話した。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/588390
https://oki.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/330m/img_c1435a00b29cf7f534c505d9c67e4da5304707.jpg
https://oki.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/330m/img_2b0ee438dc695778731f3988b2cf6f763822208.jpg