「CHANELはきょうが一番安い!」 新型コロナ事態の中、市民ら殺到(1/2)

「CHANELのバッグの価格が上がる前の『最後のチャンス』じゃないですか」

フランスの高級ブランド「CHANEL」による値上げ前日に当たる13日午前8時ごろ、ソウルの繁華街・明洞のロッテ百貨店名品館AVENUEL前には珍しい風景が広がっていた。
入り口から建物を囲むように、100メートル以上もの長い列ができていたのだ。
老若男女問わず、ござを引く人までおり、開店(午前10時30分)を待っていた。すでに明け方から並ぶ人がいたという。

ほかの主なデパートの状況もほぼ同じだった。午前から最後の「オープン・ラン」のために消費者たちが集結した。「CHANELオープン・ラン」とは、デパートが開店するやいなやCHANELの売り場に走っていって列をなす現象をいう。

CHANEL本社があるフランスを含め、欧州ではCHANELの商品価格が11日(現地時間)引き上げられた。
CHANEL19バッグ、ボーイバッグ、クラシックフラップバッグ、WOC(Wallet On Chain)バッグが一斉に値上げされた。最低4%、最高25%の値上げだ。
価格が最も上がったのは「クラシックバッグ」として有名な「クラシックフラップバッグ」だ。
CHANEL19バッグやボーイバッグは相対的に値上げ幅が小さかった。

韓国国内の「CHANEL」の商品値上げ率は欧州とほぼ同じ水準と予想される。
ただし、欧州と韓国国内では価格の差が少なくて20万ウォン(約1万7500円)、平均40万ー60万ウォン(約3万5000円ー5万2500円)あり、韓国における値上げ額はさらに大きい可能性がある。

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