立憲・大串議員「布マスク息苦しい」 首相、色をなし反論 衆院予算委

毎日新聞 2020年4月28日 21時29分(最終更新 4月28日 21時30分)

 新型コロナウイルス対策を盛り込んだ補正予算案を審議した28日の衆院予算委員会で、立憲民主党の大串博志氏が、政府が全世帯に2枚ずつ配布する布マスクを着けた際の息苦しさを指摘し、安倍晋三首相が「意図的におとしめるような発言はやめていただきたい」と色をなして反論する一幕があった。

 大串氏は布マスクを着けて質問に立ち、「ちょっと小さいなと感じるし、横がやっぱり開くなと感じる」と感想を述べ、質問を始めたが、途中でマスクを交換。「空気を吸うことがなかなか難しいと思ったので換えさせていただいた」と質問を続けた。

 首相はそれに対して「私はずっとしているが、全然息苦しくない」と強調。マスクの品薄状態が続く中で、国民の不安に応えるための配布だと必要性を指摘し、「息苦しいという苦情は今のところ聞いていない」と反論した。【東久保逸夫】
https://mainichi.jp/articles/20200428/k00/00m/010/276000c