「どんどんマスクの値段が世界で上がっていってて今、想像が付かない世界に入ってきてますね」

「ヨーロッパは1枚が今700円ぐらい」

直面していたのは中国での原料、そしてマスクの価格高騰。

この会社の販売価格は1枚70円と高値に思えるが、利益はほとんどないといいます。

この中国における価格高騰の背景にあるのが、世界的な『マスク争奪戦』。

海外の港では信じられないことが…

【まる優 財部優次郎代表】
「本当に高い金額を出して(マスクを)横取りしていくんですよね。
他の所に送る予定だった物(マスク)を、コンテナを乗せてる港でお金を払って、
乗せてる人たちにお金を払ってチャーターの飛行機でばっと積んでもう映画の世界。そういう状況がうちの関係の周りでも目の前で起こって」

マスク争奪戦の影響は、日本にも及んでいました。


鍵を握る中国のとあるマスクメーカーが、TNCの取材に応じました。

【記者】
「いろんな国から購入の依頼がきていると思うが、買い方に違いは?」

【中国のマスクメーカー担当者】
「欧米の人たちはたくさんマスクを買ってくれる。それだけ多くの需要があるのだろう。(一方で)日本の人たちは決定を下す時に慎重すぎます」

日本と欧米ではやはり印象が違うようです。

【中国のマスクメーカー担当者】
「この状況下ではほとんどをヨーロッパに輸出している」

「なぜならヨーロッパの人たちはマスクがあまり好きではないが、今はマスクをせざるを得ないのでたくさん買っている」

「(ヨーロッパ向けは)パーセンテージにすると80%以上」

“マスク争奪戦” 増産なのに品薄なぜ? 「中国ルート」に異変 メーカーの本音は 福岡県
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00000011-tncv-l40