※本記事は物語の結末に触れているため、映画をご覧になってから読むことをお勧めします。

 映画『アンブレイカブル』(00)は、悲惨な列車事故からたったひとり無傷で生還した男が、「自分は不死身なのか?」という疑念を解き明かそうとする物語だ。
M・ナイト・シャマラン監督の長編第三作(自主製作を入れると四本目)であり、今ではシャマランの最高傑作と賞賛されることも多い。

 また『アンブレイカブル』は、『スプリット』(17)、『ミスター・ガラス』(19)と2本の続編が製作され、壮大なサーガの一角を成していることからも、シャマランのフィルモグラフィーにおける重要性がわかる。
しかし公開当時は激しい毀誉褒貶に見舞われ、大きな誤解を受けた映画でもあった。そこで『アンブレイカブル』をサンプルに、シャマラン映画には付き物になっている“誤解”について検証してみたい。

いかそ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-00010000-cinemore-movi