ようするに「新型コロナウイルスの感染拡大による中止」は、積雪でも大雨でもなく、落雷や竜巻でもなく、
火災や地震でもないので、返金の必要がない「それ以外」に該当する、という理屈なのです。
「東京マラソン」の一般参加者の参加料は、国内が1万6200円、海外が1万8200円で、参加人数は3万8,000人です。
全員が安いほうの国内だとしても、合計で6億1,560万円です。
これを1円も返金せず、すべて丸儲けしようとしているのです。
返金しないとしても、来年の大会に無料で参加させてあげるとか、それくらいしたっていいと思いませんか?

ダイヤモンドプリンセス号は、乗客全員に旅行代金全額を返金するだけでなく、クルーズ代金と同額の「フューチャー・クルーズ・クレジット」も付与すると発表しました。
一方、規約を盾に1円も返金しないという東京マラソン財団。どちらも同じ新型コロナウイルスが原因なのに、この対応の違いは何なのでしょうか?そして、あたしは、大変なことに気づいたのです。

「東京マラソン」がこんなに酷い対応をするのであれば、拡大し続ける新型コロナウイルスが夏までに収束せず、
「東京五輪」も開催が難しくなった場合、一体どうなってしまうのでしょうか?専門家は「オリンピックには莫大なテレビ放映権があるため、戦争でも起こらない限り延期や中止はありえません。
新型コロナウイルスが夏までに収束しなければ、苦肉の策として多くの競技で無観客試合を行なうことになるでしょう」と言っていました。

もしも実際にそうなったとしたら、バカ高いチケットを買った人たちには、チケット代が返金されない可能性が高いのです。
何しろ「東京マラソン」が悪しき前例を作ってしまったのですから。
正直、あたしは初めから「東京五輪」には反対していますし、「東京マラソン」にもまったく興味がないため、これらがどうなろうと知ったこっちゃありません。
でも、これらを楽しみにして、高い参加費やチケット代を支払っていた多くの人たちが泣き寝入りさせられるのは、人として見ていられないのです。皆さんは、東京マラソン財団の対応をどう思いますか?

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