「移動オービス」30km/h制限の道でも取り締まり
長崎県警が運用開始、どこでも設置OK

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住宅街や通学路などでの交通事故を防止するため、長崎県警は今月から、持ち運び可能な速度違反自動取締装置(可搬式オービス)の運用を始めた。
従来のオービスは大型で固定式のため、県内では高速道路だけに設置されているが、可搬式は小型で幅の狭い道でも使用できる。
県警は今後、各地の取り締まりで活用する。

可搬式オービスは、速度違反をレーザーで感知すると、車のナンバーや運転手の顔を自動で撮影。県警は後日、切符を交付する。重さ約15キロで、少人数で運んでどこにでも設置でき、車を止める場所も必要ない。

県警は15日、長崎市城栄町で子どもたちの下校時間に合わせ、車の速度を時速30キロ以内に制限する「ゾーン30」の市道に設置して取り締まりを実施。運転手は減速して、慎重に運転していた。

県警交通指導課の林田晋・次席調査官は「速度超過による事故を抑制し、歩行者の安全を守っていきたい」と話していた。