在日本大韓民国民団(民団)の新年会が10日、都内で開かれ、各党代表らと共に、日本共産党から小池晃書記局長・参院議員、笠井亮衆院議員が出席しました。

小池氏らは呂健二(ヨ・ゴニ)民団中央本部団長、南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使、韓日議連の姜昌一(カン・チャンイル)会長らとあいさつを交わしました。

呂団長は主催者あいさつで、両国の友好がしっかりしてこそ在日の生活と北東アジアの安定につながると述べ、「友好の橋を揺さぶり壊す嫌韓」を批判しました。
また朝鮮半島の平和定着に寄与したいと表明し、北朝鮮にミサイル発射の中止などを求めました。

小池氏は祝辞で、昨年11月の日韓・韓日議員連盟合同総会は、1998年に小渕恵三首相と金大中大統領の署名した「『日韓パートナーシップ共同宣言』の精神に立ち戻り、両国関係を早期に正常化させなければならない」と声明したと指摘。

「日本側に問われているのは、過去の植民地支配への真摯(しんし)な反省の立場の堅持だ。そうしてこそ、徴用工問題であれ、日本軍『慰安婦』問題であれ、解決の道が開かれるし、両国関係も改善し、確かな日韓友好が築かれるのではないか。
その精神で他党の皆さんと力を合わせて頑張る」と強調しました。

ヘイトスピーチの根絶、定住外国人の地方参政権の実現に、引き続き努力するとも表明。
日本共産党の第28回党大会の決議案が、めざす野党連合政権の柱の一つに「多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治」を掲げたと紹介し、今後の民団との交流・協力の発展を願うと述べ、大きな拍手を受けました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2020-01-11/2020011102_05_1.html
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