市の観光PRを目的にテレビアニメ「邪神ちゃんドロップキック」の特別編を製作しようと、2日から「ふるさと納税」で寄付を呼びかけていた北海道千歳市は11日、寄付総額が製作するかどうかの目標額2000万円を超えたと明らかにした。

市によると、達成したのは5日で、寄付の受け付け開始から4日目だった。9日現在(速報値)では5034万2000円に上っている。市観光企画課は「驚いている。ファンらの強い思いの表れで、期待に応えられるようしっかり取り組みたい」としている。

製作するテレビアニメは市出身の声優の鈴木愛奈さんが主人公の声を務める。
市は今回、支笏湖など市内を舞台にした「千歳編」を製作するとし、ふるさと納税の返礼品に放送回を収めた非売品のブルーレイディスクを用意した。31日まで寄付を募り、2000万円を超えた分は邪神ちゃん関連イベントの開催などを含め、市の観光事業の財源に充てるとしている。【阿部義正】

https://mainichi.jp/articles/20191211/k00/00m/040/345000c