ドナルド・トランプ米国大統領が3日(現地時間)、「駐韓米軍の駐留・撤収いずれにもすることが出来る」とし「韓国は防衛費分担をより公正にしなければならない」と述べた。
韓米防衛費分担(SMA)4回目の交渉がワシントンで開かれる当日、駐韓米軍撤収カードを初めて取り出し、分担金引き上げを圧迫したものである。

トランプ大統領はこの日、英国ロンドンでイェンス・ストルテンベルグNATO事務総長と両者で会見を開き、韓半島に米軍を継続駐留するのが、
米国の国家安全保障の利益に合致するかという質問に「その問題は議論になる可能性がある」とし「私はいずれかに進むことが可能だ(I can go either way)」とした。
また「私は(駐留でも撤退も)両方とも主張することができる」とし「私たちがそうであれば、彼ら(韓国)は、防衛費分担をより公正にしなければならない」と述べた。

記者の質問に答える形式ではあるが、在韓米軍続けて駐留するかどうかが掛かっていたので、防衛費をより出せと遠慮なく露骨に要求したわけだ。
トランプ大統領が昨年6・12、シンガポール1次米朝首脳会談の記者会見で、「いつか兵士たちが戻ってくることを願う」と駐韓米軍撤収の可能性に言及したことはあるが、防衛費分担交渉カードとして使用したことは今回が初めてだ。

彼はこの日、50億ドルを言及はしなかったが、 SMA交渉過程について言及しながら、「韓国の防衛に数十億ドルがかかるために、5億ドルしか出さないのは不公正である」とし
「今、韓国が分担金をもっと出すように再度交渉中であり、彼らは豊かな国である」と重ねて圧迫した。

また、トランプ大統領は「韓国以外の5つの豊かな国と同じ議論をしている」とし「サウジアラビアに兵力を追加派兵するために、彼らは私たちに数十億ドルを出している」と紹介した。
また安倍晋三首相も「私の友人(米国)が、あなた方(韓国)は豊かな国であるため、より多くのお金を支払って私たちが助けなければならないと話していた」と付け加えた。

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