大正時代に作られ、都内で現存する木造の駅舎で最も古い「JR原宿駅」が、来年の東京オリンピック・パラリンピック後に解体されることになりました。JR東日本は解体後、耐火基準に適した材料を使って、今のデザインをできるかぎり再現した建物を造るということです。

1924年(大正13年)に建てられた現在のJR原宿駅は、都内で現存する木造の駅舎で最も古い建物で、老朽化などの理由から建て替え作業が行われていて、来年3月21日、今の駅舎と隣接する場所に新しい駅舎が開業します。

今の駅舎についてJR東日本では、渋谷区や地元の商店街などと協議を重ねた結果、来年の東京オリンピック・パラリンピック後に解体することを決め19日、公表しました。

JR原宿駅の周辺は、防火地域に指定されているものの、今の駅舎は耐火性能が低いということで、JR東日本は解体後、耐火基準に適した材料を使って、西洋風の現在のデザインをできるかぎり再現した建物を造るとしています。

JR東日本は「歴史が長く残してほしいという声もあったが、安全面を考慮して解体する事を決めた」としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191119/k10012182911000.html