相鉄(相模鉄道)とJR東日本(東日本旅客鉄道)は9月2日、相鉄・JR直通線用に開発された「12000系」の
新宿駅初乗り入れを報道公開した。

 相鉄・JR直通線は2005年に制定された「都市鉄道等利便利便増進法」に基づいて進められた事業で、
相鉄本線 西谷駅からJR東日本 東海道貨物線 横浜羽沢駅付近の約2.7kmを新たに建設し、相鉄とJR線が
相互直通運転を行なうもの(関連記事「新駅『羽沢横浜国大駅』で相鉄・JR直通線レール締結式。「9割以上完成」と
いう駅内部も公開」)。

 運行区間は相鉄線 海老名駅〜JR線 新宿駅(朝通勤時間帯の一部列車は大宮方面へ直通)としており、
運行本数は終日で46往復92本を計画(関連記事「相鉄・JR直通線、運行本数/所要時間/停車駅など概要発表。
11月30日開業、二俣川駅〜新宿駅が最短44分」)。内訳は朝ピーク時間帯が1時間当たり4本、それ以外の時間帯は
2〜3本が運行される予定となっている。車両は相鉄が12000系、JR東日本が埼京線・川越線用E233系を使用する。

 同線の開業日は2019年11月30日が予定されており、この6月から乗務員訓練などを目的とした試運転列車を運行し
ている。当初は品川駅などで折り返しをしていたが、いよいよ本番に向けて新宿駅への乗り入れが実現したことになる。

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