青瓦台「北ミサイル、日本の情報使ったことない」…日本、なぜ韓国より先に発表したか

24日午前の北朝鮮のミサイル発射を日本が韓国より先に発表した背景に関心が集まっている。
今年8回の北朝鮮の短距離飛翔体発射のたびに韓国政府の発表が日本政府より速かったため今回は異例だ。

共同通信はこの日午前7時24分、日本政府発表を引用し「北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとみられる」と報道した。
韓国合同参謀本部は12分後の午前7時36分に北朝鮮の弾道ミサイル発射の消息を伝えた。

これに対し一部では22日に韓国が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了を決めたため日本側から
関連情報を受け取ることができなかったのではないかとの観測が出たりもした。

だがこの日の北朝鮮のミサイル発射の発表自体は日本が速かったが、弾道ミサイルかどうかと、高度、距離、
発射場所と方向など具体的情報は韓国軍当局が先に公開した。

韓国合同参謀本部は、日本政府が北朝鮮のミサイル発射を発表したことと関連し、「われわれが先に探知し、
公示した情報もわれわれがもっと正確で詳しい」という立場を明らかにした。続けて、
日本が11月24日まで有効なGSOMIA協定に基づき情報共有を要請し、まだ協定は有効なため情報を提供する予定だと付け加えた。

青瓦台も聯合ニュースとのインタビューで「文在寅(ムン・ジェイン)政権になってから日本から北朝鮮のミサイル発射に関する情報を得て
分析に活用したことは1度もない。北朝鮮のミサイル発射と関連して日本が提供した情報はただの1件も意味あるものがなかった」と言い切った。