ファーウェイは「生きるか死ぬかの瞬間」−創業者の危機感あらわ
Vlad Savov、Gao Yuan
2019年8月20日 17:47 JST

米商務省が米国製品の禁輸措置を強化した中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ)の創業者で
最高経営責任者(CEO)の任正非氏は、同社にとって今は「生きるか死ぬかの瞬間」だとの認識を示した。
才能を生かし切れていない従業員に対し新たなプロジェクトを探るため「特殊部隊」を編成すべきだと助言した上で、
失敗すれば定期的に給料が減らされ、職を失う恐れもあると警告した。

  任氏は19日の社内メモで、仕事のない従業員は自身を有効活用するやり方を見つける必要があると指摘。
特殊部隊で成功すれば、会社の「司令官」に昇進する可能性があるとする一方で、
役割を見いだせなければ、給料が3カ月ごとに減らされるとコメントした。

  ファーウェイで働く従業員の優先課題は「称賛に値する功績」を挙げることであり、
また経営陣にとっては「ずば抜けた社員をできるだけ早く昇進させ、われわれの組織に新しい血を注入すること」
だと任氏は記した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-20/PWIZI56KLVR401