「大人のひきこもり」が社会問題としてクローズアップされている。最近も世間を大きく揺るがす事件が立て続けに起きた。

内閣府は今年3月、初めて中高年(40〜64才)を対象にひきこもりの実態調査「生活状況に関する調査(平成30年度)」を実施した。
調査では、中高年のひきこもりが全国に61.3万人いることがわかった。

「大人のひきこもり」が増えている要因として、1990年代半ばから約10年にわたって続いた就職氷河期で新卒採用が大幅に抑制され、
正社員になれない若者が社会に出るタイミングを逸して、そのままひきこもりになっていることなどが挙げられている。

注目したいのが、中高年のひきこもりには顕著な「男女差」があることだ。内閣府調査では、男性が76.6%、女性が23.4%と圧倒的に男性が多かった。

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