4月7日に投開票が行われた統一地方選前半戦。幸福の科学の政治部門である幸福実現党は18人の候補者を擁立し、全員が落選する好調な滑り出し。
うち15人が最下位落選で、最下位当選者の得票数に10分の1以上の大差をつけた選挙区もあった。同党は後半戦に84人の立候補を予定しており、最下位落選者数をどこまで伸ばせるか注目される。

幸福実現党は2009年の結党により「世界で初めて泡沫候補の大量生産化に成功した」ことで知られ、その後も国政選挙を中心に大量の泡沫候補を擁立してきた「バブル政党」。
今年の統一地方選では、前半戦となる政令市議会選に18人の立候補者を擁立。開票の結果、全員が落選し、うち15人が各選挙区で最下位を飾った。1000票以上を獲得した候補者はすどうゆみ子氏(横浜市議選)と福山マサコ氏(熊本市議選)の2名のみだった。

さいたま市議選(緑区=定数5、候補者6)では石井やすし氏(599票)が、最下位当選のかみさかたつあき氏(公明、5,991票)に対して10分の1の得票という大差をつけての落選。
横浜市議選(港北区=定数8、候補者12)では山田よしあき氏(563票)が、最下位当選のとよた有希氏(無所属、8,740票)の約16分の1、他の落選者に対してすら10分の1という得票差で圧倒した。
同党候補者の中で最少得票を獲得した柏原たくや氏(307票)も、京都市議選(西京区=定数6、候補者9)で最下位当選森川央氏(無所属、4,857票)の約16分の1と追随を許さなかった。

同党は統一地方選で計102人の候補者擁立を表明している。後半戦では残りの84人が立候補する見込み。

今年、結党10周年を迎える同党は、過去の選挙によって現在22人の地方議員を擁する。昨年の党大会では松島弘典・党幹事長が
「来年、立党10周年の際には、100人を超える地方議員と共に大会を行い、参院選に向けて戦っていきたい」と語ったが、100人の地方議員を輩出するには、統一地方選後半戦で新たに78人の当選が必要となる。

選挙に興味がないジャーナリストの藤倉善郎氏は、こう語る。

「幸福実現党の地方議員は、わずかな落選者しかいない低倍率の選挙で下位当選したケースが多い。最下位当選か最下位落選かという紙一重の戦いが、見る人を常に惹きつける。
後半戦で同党がこの持ち味を発揮してどこまで最下位落選者を増やせるかが、夏に控えた参院選を占う鍵になるだろう」

前半戦での各候補者の戦績は以下の通り。

(続きはソース)
http://dailycult.blogspot.com/2019/04/blog-post.html